SBI証券に口座を開設して「つみたてNISA」をスタートさせてから8か月が経ちました。
ようやく実感として投資信託や証券・税制の仕組みが分かってきましたので、手付かずになっていた子ども用の「ジュニアNISA」をはじめることにしました。
ジュニアNISAとは0~17歳の子ども名義で年間80万円の投資をして、最長5年間非課税運用できるものです。
5年間経過したら継続管理勘定へ移され、18歳になるまで非課税のまま保有できます。
簡単に言えば、子どもたちのためなら本来20%かかる運用益課税を非課税にして優遇するので、早いうちから資産運用をはじめてください。
というお得な国の制度です。

ジュニアNISAについて、詳しくは金融庁ホームページをごらんください。
はじめての「ジュニアNISA」 SBI証券で「申し込み」から「購入」まで 初心者が解説します
前提として
- 親権者がSBI証券に口座を開設している
- 子どもの年齢は18歳未満(2023年時点)
- 子ども名義の銀行口座を開設している
以上を踏まえた上でSBI証券でジュニアNISAを開設する手順を具体的に説明していきます。
SBI証券のホームページを開く

「ジュニアNISA口座開設はこちら」を選択します
ジュニアNISAの資料(申込書)を請求します

すべてオンラインで完結というわけではなく書類のやり取りが必要です。そのため資料(申込書)を請求します。
お子さまはSBI証券に口座を持っていますか?
「持っていない」を選択
親権者さまはSBI証券に口座を持っていますか?
「持っている」を選択 (持っていなければまず親権者が先に口座を開設しましょう)
未成年口座開設を申し込み①/⑤

・未成年口座の名義人は「未婚」を選択
未成年者で既婚の場合は「未成年口座」を開設できません。「一般口座」の開設になります。
・未成年口座の名義人の生年月日を入力
・「取引主体は親権者」を選択
0~14歳までは「親権者」が取引主体になりますが、満15歳以上は「親権者」か「未成年者」どちらか選べます。


同意にチェックを入れ「次へ」を選択
未成年口座開設を申し込み②/⑤
以下、必要事項を記入していきます

メールアドレスは親子で共用は出来ません。子ども用に別アドレスを準備しておきましょう。


このあたりはアンケートのようなものですので、自分に合ったものを選択・記入してください。

未成年口座開設を申し込み③/⑤
うちの場合、子ども名義のゆうちょ銀行を用意しました。
ゆうちょ銀行のメリットは
- 0歳から銀行口座を開設できる
- 後から関係してくるのですが、ゆうちょダイレクト(ネットバンキング)を申し込まなくても「ゆうちょ銀行」⇔「SBI証券」間で無料の振り替えができる
- 全国に支店(郵便局)とATMがあり便利
自分のパスワード管理だけでも大変なのに子どもの銀行・証券までパスワード管理するのはさらに大変です。
ジュニアNISA口座はあまり出し入れしないつもりなので、当面ネットバンキング契約する必要性はないでしょう。
子どもの口座はシンプルに管理して、ゆくゆくは子ども自身が成人してネットバンキングを申し込めばいいと思っています。




未成年口座開設を申し込み④/⑤


未成年口座開設を申し込み⑤/⑤

ここまで30分もかかりませんでした。
2020年3月4日ネット申し込み
次の週「口座開設申込書」が届きます。
口座開設申込書を受け取り・返送
大量の資料に一瞬たじろいでしまいますが、必要なものは数枚で残りは説明資料です。
一読するにはそれなりの時間がかかります。

送られてきた書類に必要事項を記入
- 未成年者口座開設及び取引に関する申込書
- 証券総合サービス申込書
- お客さまのご登録情報等のご確認
こちらが準備する添付資料
- 未成年者のマイナンバーカード 裏表のコピー
- 親権者の運転免許証 裏表のコピー
- 親子両方が記載された住民票 マイナンバーが記載されていること
以上の書類を返送して、正式なジュニアNISA口座開設の申し込みとなります。

しっかり説明を読みながら記入したつもりが、いつの間にか契約者って自分なのか子どもなのか混乱してしまい…
ご覧の通り、訂正印だらけのにぎやかな書類の完成です。
2020年3月13日返送
SBI証券に未成年口座が開設されました

かなり時間がかかりましたが口座開設が完了。
しかし、これはSBI証券に未成年口座が開設されただけで、ジュニアNISAではありません。
SBI証券から税務署にジュニアNISAを開いていいかの申請がされます。
2020年4月8日
SBI証券にジュニアNISA口座が開設されました

ようやくジュニアNISA口座が開設されました。
長かった~
しかし、まだ終わりではありません。
2020年4月16日
子ども名義の銀行口座とSBI証券の口座をリンクさせます

わが家の場合、ゆうちょ銀行の「振替入金」を選びました。
「申込書請求」ボタンを押して、初回登録するための書類を送ってもらいます。
一度手続きを済ませると、以降は何度でも無料で振替入金ができます。
振替入金の概要は以下のとおり

2020年4月9日 書類受取
2020年4月10日 書類返送
2020年4月16日 書類受付連絡
ゆうちょ銀行の振替入金サービスの利用が可能になりました
ゆうちょ銀行からSBI証券に振替入金が出来るようになりました、と連絡がきました。

2020年5月13日
ゆうちょ銀行からSBI証券へ入金します

今まで「資料請求」と表示されていたボタンが「入金指示」に変わりました。
ここから入金操作をします。
実際の入金は翌営業日になります。
長い道のりです。
ジュニアNISAで投資信託を買います
資金が口座に入り、ようやく子どものための投資信託を買います。
何を選ぼうか。
今まで私自身は全米株式と先進国株式をメインに投資してきましたが、子どもにはもう少しグローバルな視点で考え、全世界株式を選びました。
信託報酬は0.1144%
先進国88.9% 新興国11.1%(2022年3月末)

未来が明るいことを願います。
買付するときの注意事項としては
口座は ジュニアNISA口座
預り区分は ジュニアNISA口座ーNISA預り
分配金は 再投資


終わりに
3月4日に申し込み、実際の買付まで2ヶ月半かかりました。
想像以上の長さですが、おそらくコロナウィルスの影響もあったかもしれません。
いずれにせよ、思い立った方はすぐにはじめた方がいいと思います。
ジュニアNISAの投資可能期間は2023年までです。
私は今年を含め4年間利用できるので合計320万円を投資する予定です。
そして13年間、子どもの成長とともに投資信託の運用を長い目で見ていくつもりです。
ジュニアNISAは制度変更などがあるようなので、また新しい動きがありましたらお知らせします。
わが家のジュニアNISA【2020年運用成績】&【2021年新規買付】
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