2019年6月に「老後の年金2000万円問題」が世間を騒がせました。
「夫婦そろって65歳から30年間生きると、老後資金が総額2000万円不足する」と金融庁の金融審議会報告書が発表したことに端を発します。
国を信頼して年金だけをあてにしていた人たちにはショックな事実です。非難の声を挙げるのもわからなくありませんが、それに対して今のうちから対応を考えましょうということが金融庁の発表の趣旨だとも理解できます。
他人ごとのように言ってるわたしはどうなのかというと…
はじめての「投資信託」はおどろきばかり 複利?利回り?インデックス?○.○%?
老後の年金生活 わたしの場合
毎年、年金便が送られてきて年金の受け取り予定額は把握していますが、けっこう少ない金額です。
当然それだけじゃやっていけませんが、ある程度のたくわえに加え、リタイアするまでの時間を遅らせることでだいじょうぶだろうと考えていました。
はい、数年前までの話です。
今はこの考えだとちょっとあぶないですね。要は安定した収入を得られる仕事をいつまで続けられるか、もう分からない状況だからです。
自助努力で対応すべき側の人間にわたしも入ってました。
そこで、さあどうしよう、となったわけです。
ふたたびYouTubeからの提案
以前と同じく、インターネットで調べてみましたが、たくさんの情報が一気に押し寄せて何がなにやらわかりません。
そこで例の副業探しでお世話になった、というか副業を探しきれずに終わったんですけど、YouTubeで検索してみました。
そして、この動画に遭遇しました。
はじめて知る投資信託
「初心者必見!投資信託の選び方」お金の学校TV
これはどういう動画かというと何も知らない初心者がはじめて投資信託をはじめる手順を懇切丁寧に解説してくれます。
詳しくは動画を見てもらえばわかりますが
例がとても分かりやすくなっています
34歳の方が60歳までに3000万円必要だとします。
毎月8万円貯めると…
8万円 × 12か月 × 26年 = 2496万円
目標の3000万円まで500万円足りません。そこで投資信託で補います。
毎月8万円 26年間 投資信託で運用
・利回り1%:28,491,808円
・利回り1.4%:30,087,012円
・利回り3%:37,739,197円
・利回り6%:59,845,750円
・銀行預金(0.001%):24,963,235円
これを見て、なにこの机上の空論は。銀行定期で0.1%台なのに1%超えるなんてあるわけないよ~ 6%の複利だと利息が利息を生んで加速度的に資産が増えるのは理解できるけど。さすがに1%でも無理でしょう。30年前のバブルの時代ならいざしらず。いまの世の中じゃあ、ねえ。そう思いました。
すると動画は、目標金額3000万円を達成するには利回り1.4%が必要という結果が出ましたが、はたしてこれが現実的な数字なのかどうか… ちなみに投資信託の平均的な利回りは5%程度と言われています。それからすると1.4%という利回りは健全で現実的な数字と言えるでしょう。と解説されます。
え? 本当に?
衝撃でした。
まったく知らない世界があったんだ。
投資信託の利回りはある程度予測をたてられる
動画はつづきます。
投資信託は何を買えばいいのか
それは、「インデックス」という指標を目安に運営する投資信託から選びます。
そして、日本・先進国・新興国の株式・債権・リート 合計9つの組み合わせから
毎月8万円を国内株式4000円 先進国株式12000円 新興国株式8000円 先進国債権40000円 新興国債権16000円
この資産配分で積み立てれば利回りがだいたい1.4%になります!
そんなかんたんに組み合わせで利回り予測ができることにも驚きでした。
投資信託というあたらしい世界にチャレンジ
動画ではまだまだたくさんの初心者向け有益な情報がありました。
あぶないあぶないと思っていた投資信託ですが、株がハイリスク・ハイリターンなのに対し、ローリスク・ローリターンだということは意外でした。
素人には全部ひとくくりで「投資=ギャンブル」と思い込んでいるところがありましたから。
正しい知識があればコントロールできる世界です。
わたしにとって最初の投資の先生です。ありがとうございます。
コメント