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【体験】銀行で勧められるまま保険を買う 保険の銀行窓口販売に注意
あれはそう、2015年の暮れのことでした。
いつもの銀行へ満期の書き換えをしに行った時のこと。
自動継続では利率が低いけれど、窓口を通すと優遇利率にしてくれるはずになっていました。
満期がきた定期の書き換え、それだけだったのに。
平穏な毎日が・・・
愛想のいい窓口お姉さんに奥の応接セットに通され、若手のパリっとスーツを着こなす銀行マンと話すことに。
「このまま定期預金に入れていただくのもかまいませんが、実はお得な個人年金があるんです」
なんでも、このお金をプロが運用し将来年金として受け取る、個人年金保険というものがあるらしい。
しかも、運用成績によっては据置期間を待たず何年かに一度ボーナス(配当金)をもらえる可能性もあるのだとか。
気になるのが元本保証かどうかという点です。それには銀行マンは自信満々に
「だいじょうぶです、安心してください、運用成績がわるくても将来の年金原資額は最低保証されますから。それに早ければ2,3年でボーナスがもらえるかもしれませんよ~」
え?ほんとうに?この先、東京オリンピックに向け日本の経済はどんどん上がり調子になるって?
なんの疑問もなくとんとん拍子で契約の運びとなりました。
変額個人年金保険というワナ
契約したものの、実はかなりの大金だったものですから、書類を持ち帰って詳しく読み込んでみることにしました。
しかしながら銀行預金しかやったことのないお金の素人。なんの知識もないまま読んでも、この金額、この利率、こんなものなのかなあ。わからないところがわからない状態。まあ、おかたい銀行がすすめるんだし損まですることないだろうな。
安心しかけたその時、ふと目に留まったのが手数料の記述。
なになに、最初にまず、あずける総額の5パーセントを手数料で支払うと。ふむふむ。
そこから運用がスタートされるということは、つまりあずけた金額が95パーセントから運用され105パーセントになってはじめて5パーのボーナスがもらえる…
プラス10パーセントの運用が実現してはじめてボーナスがもらえるって?
このご時世、銀行預金でも0コンマいくつの世界が普通。
え? 保険の世界ではこんなことってあり得るの? いやあ、むりむりむりむり。
しかも元本保証される年金はもらえるのが30年後!
死ぬ一歩手前の年齢になってます。もしかしたら地球に存在していない可能性だってある遠い遠いさきです。
どんだけ遠い未来の話をしてるんでしょう。
これはいけない。すぐに名刺にあった番号に電話しました。
連絡がついたのは夜も遅い時間。契約した銀行マンいわく
「安心してください。2,3年でボーナスと言いましたが、ここだけのはなし実は内部の資料ではもっと早くボーナスが出る可能性があるんです。それを受け取ってから解約されてはどうですか。定期預金より断然お得ですから」
こんなにも熱く語る行員さんを信じてみよう。
好成績をあげる運用のプロとやらの腕前を信じてみよう。
こうしてクーリングオフが過ぎ、本格的な保険の体験をすることになるのでした。

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