友達から教えてもらった【モノポリー】があんまり楽しかったものだから、自分用に購入して親戚の子供たちに教えてあげるようになりました。
わたしはもっぱらゲームマスター。進行役に徹します。
王道のボードゲーム【モノポリー】 その② 子どもから大人へ
土地を売買し、レンタル料を取り、家を建てて資産価値を高める。
お金の計算が前提なので、一人で参加するには九九を覚えるようになる小学2年生がスタートラインでしょう。
それと、できるだけゲームに入りやすいようにコマはオリジナルを使わないことにしました。
オリジナルは金属製で小さくて味気ないので。

他から持ち込んだコマを使います

単に家に余っていたおもちゃのキャラクターたちです。
それでも、これを使うことで子どもたちは自分キャラに愛着が増し、わたしには飛躍的に視認性が高まるというメリットが生まれました。
ちなみに「ピカチュウ」使いの男の子は鉄道の権利書大好き、水道・電気の公共権利書大好きさん。
「エプロンパンダちゃん」使いはじっくり長考タイプで交渉を持ちかけると悩みに悩んでプレイが停滞する慎重タイプさん。
「ナエトル(カメ)」使いは年が小さくて、交渉で泣き落として鉄道ばかり集めたがるマイウェイくん。
そして、愛すべき「貯金ブタ」使いくんは、心優しい男の子。お金が少なくなることに耐えられずなかなか上手に立ち回れないタイプ。
進行役のわたしは、ともすれば誰がサイコロを振る番か忘れそうになるゲームを遅滞なく速やかにすすめ、交渉の提案をし、みなにプレイ方針をアドバイスします。
プレイしなくても、これが結構おもしろいのです。
上達するのはやっぱり年上の子どもたち。
下の子たちは餌食になるばかり。
そんな年下の「貯金ブタ」くんにせっせと策を提案するのですが、上の子たちはお見通し。
どんどん家を建て、地雷原だらけのようなストリートが出来上がります。
すると、案の定「貯金ブタ」くんは狙いすましたかのように高額レンタル料のマスへ止まるんですよね。
半べそ状態です。
わたし、何とか「貯金ブタ」くんの破産だけは回避させ、進行。
「よく耐えたね、さすがだよ。じゃあ、あとはGOのマス目指して頑張って!
200ドルもらってやり直そう。
あ、共同基金のカードのマスだね。
よーし、カードをめくってみて。
なにか良いこと書いてるといいね。
なにかもらえるのかな?
どれどれ、読んであげよう。
ええっと…
<ボードウォークに進む>」
「貯金ブタ」くん、破産。
今では懐かしい思い出。
あの子たちもみな大きくなりました。
いつか、どこかで、モノポリーを目にして、楽しかった思い出と残酷な大人の世界を垣間見た思い出を記憶の中から取り出して、あらたに金融教育の教材として身につけてくれれば幸いです。


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