最近知りました。
お金について遊んで学べる教材がすぐそばにあったことを。
ボードゲーム【モノポリー】です。
正確に言うと、買ったのはもうずいぶん昔のことですが。
王道のボードゲーム【モノポリー】 意味は独占
モノポリーとは
モノポリーとは1935年から発売され、世界で累計2億5千万個以上の販売実績!
ボードゲームのNo.1不動産売買ゲームの決定版
ネットで2,000円前後。最新のバージョンは少しデザインが違います。
ゲーム内容
アメリカの地名のスタンダードバージョン。
サイコロを振ってゲームスタート!
止まったマス目の権利を買って、他のプレイヤーが止まったらレンタル料をもらおう!
ほしいマス目が他のプレイヤーに買われてしまっても交渉で手に入れよう!
家やホテルを建てて資産価値を高くして資産を増やそう!
最終的には資産が一番多い人が勝ち!
対象年齢8歳以上
プレイヤー人数 2~8人
コマ
ほかのプレイヤーと区別するためのコマです。意味はありません。
クツ → ティラノサウルス
手押し車 → ラバーダック
シルクハット(紳士)
指ぬき(仕立屋) → ペンギン
アイロン(洗濯屋)
クルマ
戦艦
馬
画像のものはかなり昔に購入した物なので、現在発売されているバージョンではティラノサウルス、ラバーダック、ペンギンを含む8種類になっています。
モノポリーとの出会い
なれそめは、親元をはなれたころ、ゲーム好きな友人に教えてもらったのがきっかけです。
友人たちと毎夜このボードゲームに熱中しました。
ルールはいたってシンプルです。
最初に1,500ドルが各プレイヤーに配られ、サイコロを2個振ってマス目を進んでいきます。
止まったマス目が持ち主のいない土地なら購入できます。
持ち主のいる土地に止まればレンタル料を持ち主に支払います。
ボードを1周するごとに銀行から200ドルがもらえ、だれが一番お金持ちになるかを競います。
サイコロの出目によっては一気に12マス進めることもあり、あくせくしなくても自然とお金が貯まります。
他のプレイヤーと交渉して土地の交換や売買を持ち掛けるなんてこともできます。
同じ色の土地を独占したり(レンタル料が2倍にアップ)、家を建てて土地の価値を高める(レンタル料さらにアップ)と有利にゲームをすすめられます。
ほのぼのとしていますよね。
そのほのぼのも序盤だけの話です。
だれかが家を建てはじめると一気にゲームは加速し、シビアになります。
そして人々の寝静まる夜ふけに絶叫が響きわたるのです。
こつこつ積み重ねてきたお金と土地がマス目によって一瞬で消えるのです。
え? いま、なにが起きたの?
ええ、それはもう見事なものです。
なんでここに家を建てたんだーーー!
誰だここにホテルを建てたのはーーー!
ギャーーーーーーーーーッ!
1周すると200ドルもらえるGOのマス目。
序盤は「はい、ありがとう!」と気楽に受け取れたお金が、終盤には「そこにたどり着きさえすれば何とか!何とかしのげるんだ!行かせてくれ!だれも止めないで!200ドル!200ドルーーー!」くらいのどから手が出るほど、切実な200ドルに変わっています。
不動産の価値
土地の価値がはんぱじゃない上がり方をするのがこのゲームの秀逸なところです。
たとえばボードのまん中あたりに「ニューヨーク通り」という土地があります。
持ち主がいなければ200ドルで購入できます。
だいたいどの土地も買うのは普通に買える価格です。
これがニューヨーク通りの権利書
ほかのプレイヤーが止まれば16ドルもらえます。
とってもかわいい金額ですね。
笑顔でお金を支払えますね。
それが、同色の土地を独占されるとレンタル料は32ドルにアップ。
そして、家を1軒、また1軒と増やすごとに
80ドル、220ドル、600ドル、800ドル
最高のホテルまで建てたらあなた1,000ドルですよ。
こんなホテルの建つ土地に止まったら一気に手持ちの現金が消えるのは当然です。
がんばって集めた不動産も、一つ、一つとむしり取られて破産の道をまっしぐら。
容赦ないゲームだけど、ほかのプレイヤーをはめて破産させるのは楽しかったなあ…
失礼しました。本題に戻ります。
経済の勉強としてのモノポリー
最近になってモノポリーの原理が資本主義の実態に則していることを知りました。
お金を増やして暮らしを楽にするにはどうすればいいか?
モノポリーで言うと、グルグル盤上を周回することで200ドルというそこそこのお金が入ってきますが、それだけでは不十分です。
会社に勤める会社員が大きくお金持ちになれないのと同じですね。
「金持ち父さん貧乏父さん」に出てくるラットレースも、このことです。
お金持ちになるには資産を買うこと。
資産とはあなたのポケットにお金を入れてくれるものです。
株券、債券、不動産などをいいます。
税金、事故などマイナス要素を乗り越え、余剰資金を投資にまわし、土地の資産価値を上げ、お金持ちへのゴールを目指します。
なるほど、そう考えると大昔のわたしは知らず知らずお金持ちへの近道、不動産売買の世界にふれていた訳ですね。
そのわりに今までなにも活かせてませんが。
これからです。
そう、これから。
10年目の事実
ウィキペディアでモノポリーを調べて気付きました。
プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより同一グループを揃え、家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。(ウィキペディアより)
お金持ちになることが目標だと思っていました。
目標は全員を破産させること。
知らなかった…
結果的に死屍累々でも、お金の使い方を学べるモノポリー。わたしは大好きです。
おすすめ度 3段階評価で ☆☆☆
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